仕事について

他部署との連携で気をつけていることについて

従業員の心身の健康保持増進をサポートするために、産業保健師は他部署と連携やコミニュケーションを取ることがとても大切です

しかし、どのように他部署と関わりを持てばいいかが分からない、他部署と関わりを持とうとして煙たがられたら嫌だな…と考えている方も多いと思います

私も、産業保健師1年目の時は他部署とコミニュケーションや連携の図り方が分からず、計画性無しで必死に話しかけたりしていました

確かに、コミニュケーションや連携を図ることは出来ましたが、若さゆえできた部分や周りの方たちのサポートがあったから実施できた事だと思います

産業保健師5年目になり、もっとこうした方が他部署と連携やコミニュケーションを図り次に繋げることもできる実りある内容になるのでは?と思い実践した結果スムーズに連携を図ることができました

私が実施している内容として

  • 他部署と話し合う場(会議)を半年に1回もしくは1年に1回は設ける
  • 安全衛生委員会の場を活用する
  • 積極的に他部署へ職場巡視する

この3点を意識しながら、連携を図るようになってからスムーズに業務を行えるようになった部分が多かったです

具体的にどのような点に気をつけながら実施してきたかについて説明していきたいと思います

他部署と話し合う場(会議)を半年に1回もしくは1年に1回は設ける

産業保健師の業務内容は、他部署との連携が必要不可欠です

また、従業員の心身の健康保持増進をサポートするためには従業員自身も、心身の健康について意識していかなければならない部分もたくさんあります

そのために、心身の健康について話し合う場を設けることが大切だと思います

このような場は、月に1回や3ヶ月に1回は設けた方がいいとは思います

しかし、繁忙期や時間がないため最低でも半年に1回もしくは1年に1回は実施した方がいいと思います

以前勤務していた所も現在勤務している所でも、半年に1回は話し合いの場を設け健康経営の予算や新企画について話し合いをしています

この話し合いがあることによって、次年度の計画も立てやすくなります

安全衛生委員会の場を活用する

安全衛生委員会を、ただ形式上だけで実施している企業も少なくないと思います

しかし安全衛生委員会は上手く活用できれば、とてもメリットが多い場だと思います

私は産業保健師1年目の時、安全衛生委員会の場を借りて産業保健師の役割や現時点のフィジカル面やメンタル面の不調者の傾向を説明したり、産業保健師が取り組んでいる内容を説明したりしていました

この取り組みを初めたばかりの時は、周りの従業員の反応も薄く「はーい分かりました」と軽く流されてしまったことも多かったです

しかし、この取り組みを継続していくうちに1人から2人と興味を持ってくれる従業員の方が増えてきて質問をしてくれる方たちも出てきました

周りの反応を見て行動することも大切ですが、新しい取り組みは習慣づけることが、重要だと思います

積極的に他部署へ職場巡視する

残業時間や、ストレスチェックの結果や健康診断の結果などだけでは従業員の状態を把握するのは難しいと思います

実際に現場を見て雰囲気や部署の忙しさや、コミニュケーションのとり方、人間関係が分かると思います

現場も把握出来ていない状況で色んな取り組みをしても、従業員からしたら「何も自分たちの現場を知らないくせに……」と思われる可能性も高いです

そのために、職場巡視は積極的に行った方がいいと思います

現場を見たから、もっとこうした方がいいのでは?と思う業務内容も理解できますし、従業員の方と直接あって話を聴くことでコミニュケーションを取りやすくなり、今後の業務内容もしやすくなりました

さいごに

常に待ちの姿勢では、何も始まらないと思います

 自ら積極的に従業員とコミニュケーションを図り従業員の心身の健康保持増進をサポートするために、何が出来るかを考えて行動することが大切だと思います

まだまだ知識不足を痛感する日々ですが、落ち込んでばかりではなく積極的に行動していきたいと思います