スキルUP

産業保健師になってから行動したこと

産業保健師として働いている方には、新卒で産業保健師として働いてる方、看護師から産業保健師に転職して働いている方など様々だと思います。

産業保健師になるまでにたくさん苦労され、やっとの思いで産業保健師として働き始めたが、「産業保健師とはどういう業務内容なのかの基礎知識はある程度身につけたが、次は何をすればいいのだろう?」と悩んでいる方も多いと思います。

今回は私が産業保健師として働きはじめた当初にしていたことについて書いていきたいと思います。

研修会に参加する

私は、産業保健師として働き始めた時は「産業保健師の基礎知識はなんとなく分かったけど、次は何をすればいいの?」「健康経営?健康管理?よく分からないな」と悩むことが多かったです。

そのような時は、必ず産業保健師の研修会に参加していました。

産業保健師の基礎知識の本を読むことも、とても勉強にはなりますが、私は本を読むだけでは分からない所があったため、研修会に最低でも月1回は必ず参加をしてました。

研修会では積極的に産業保健師に話しかけ人脈を作る

私は研修会に参加するときは、必ず名刺を持参し大手企業や、中小企業で働いているベテランの産業保健師さんたちに、自ら話しかけコミュニケーションをとっていました。

自己紹介はもちろんですが、現在産業保健師として働いている中でどのような悩みがあるか、またその悩みに対してどのように対処しているかなどを質問をしていました。

質問の仕方も相手に失礼が無いように「現在働いている〇〇企業では◇◇という問題があります。そのため、産業医や人事労務担当者とコミュニケーションを図り△△の対応したが結果がイマイチだったので☓☓という対応もしてみたが、結果は同じでした。もしよろしければ、現在働いている企業で◇◇に対してどのような対応をしているか教えていただけないでしょうか?」と、細かく質問をしていました。

上記の質問に対してベテラン産業保健師さんたちは、無償で私にたくさんの知識を教えてくれました。本当に感謝しかありません。

私も、教えて頂いたことを無駄にしないように必死で産業保健師について勉強しました。

ベテラン産業保健師さんが、読んだ方がいいよと勧められた本は全て読み、参加した方がいいと言われた研修会は参加しました。

産業保健師として働いて2年経過したときに、交流を続けさせて頂いていたベテランの産業保健師さんから、「はりもぐちゃん、立ち上げの話があるんだけどやってみない?必ず貴方のスキルアップに役立つと思うよ」と話を頂きました。

恐怖心ももちろんありましたが、やってみたい!という思いのほうが強く立ち上げ経験をさせていただきことができました。

このように、人脈を作ることでスキルアップに有意義な情報をもらえることがあります。

研修会で学んだ内容を人事労務担当者や産業医へフィードバックする

会社の勤務時間内に参加した研修会などであれば、必ず報告書は必要となってきますが、私は勤務時間外に参加した研修会内容でも、必ず報告書に記載し人事労務担当者や産業医にフィードバックしていました。

研修会で学んだことが自分のスキルアップの内容であれば、フィードバックする必要はあまりないかもしれませんが、会社全体で取り組まなければならない問題ならばフィードバックは必要だと私は思います。

やはり健康経営は、産業医や産業保健師、人事労務担当者など他部署との連携が必要不可欠となってきますので、産業保健師が自ら健康経営を目指すために行動することが大切だと私は思います。

さいごに

当然のことですが、産業保健師として働くことにおいて医療職の立場であることを必ず意識する必要があります。会社が求める仕事のみをこなすだけでは、企業で働く事務職の方たちと何ら変わりありません。専門職としての知識で企業に貢献する必要があるため、知識を得ていくことは必要不可欠となります。

まだまだ勉強不足を痛感する日々ですが、今後も常に学ぶ姿勢を持ち従業員たちが健康保持増進できるために何ができるかを考えて日々の業務に取り組んでいきたいと思います。