仕事について

産業保健師1年目 1番苦労したことは?その時どのように乗り越えてきた?

産業保健師として働き始めて5年目になり業務が楽しく感じ、もっと知識を身につけようと日々前向きに過ごしていますが、産業保健師1年目の時はこのような気持ちになるまでは、時間がかかりました

理由としては、産業保健師の業務内容について、いまいち理解出来ず自分の知識不足や経験不足を痛感し空回りすることが多く、その度に「自分は何をしているだろう…」と落ち込んでいました

知識不足や経験不足は研修会に参加することや、自分の努力や行動次第で少しずつ改善することが可能になります

しかし、産業保健師1年目の時は業務内容が分からないことだけではなく、それ以上に大変だと感じたことがありました

私が大変だと感じたことは

  • 上司とのコミユニケーションの取り方が1番苦労しました

具体的にどのようなことが大変だったか、その時、どのような対処をして乗り越えてきたかについて、書いていきたいと思います

上司とのコミユニケーションの取り方がなぜ苦労した?

産業保健師は1人職場が多い職種です

そのため、同僚に相談したくても相談相手がいないため1人で悩むことが多い場合や、産業医に相談したくても会社の規模や事業内容で非常勤産業医を雇っているため、来社日数が少なく月1回しか相談が出来ない企業もあり、苦労している方も少なくないと思います

その場合は、上司に相談することになります

しかし、上司が多忙のためコミユニケーションを取る機会が少なくない場合や、そもそも産業保健師業務に興味がなく相談したくても「よく分からないから、思うようにしたら?」と言われることや、ハナから否定的な言葉を発言されることや「産業保健師1年目に会社の何が分かるの?」と言われてしまうこともあります

産業保健師として働き始めたばかりで、不安を感じている方にとって上司からこのような対応をされてしまうと、落ち込んでしまう方も多いと思います

上司との話し合いが上手くいっていない状況では、他部署と連携したくても話がまとまっていないため連携することが出来ません

どのような対応してきた?

まずは、企業が産業保健師に求めていることの把握から始めました

なぜ、このようなことから始めたかというと産業保健師が企業にとってプラスになると思っている業務がいくら正しかったとしても、企業側からしたら「別にその部分を産業保健師に求めている訳ではない…」と思っている可能性もあります

産業保健師が「必ず企業にとってプラスになる内容です!」と伝えても産業保健師1年目で、まだ企業にとってプラスになる結果を残した訳でもないため話を聴いてくれない上司も少なくありません

そのため企業側の求めていることをしっかり聴取し、聴取した内容から従業員の心身の健康保持増進をサポートするために何が出来るかを判断して取り組むようにしていました

例えば、ホワイト500を取得したいという企業側の要望があればホワイト500の内容を把握し現時点で、企業にとって必要な取り組みから始めるように上司に伝え、その内容から従業員にとってプラスになる業務から取り組むようにしていました 

さいごに

業務を行う上で、企業側から求められていることを行うことは当たり前ですが、求められている内容だけを行うだけでは産業保健師として成長していくことは難しいと思います

だからといって、自分の思いや意志を通すだけでは他部署や上司と連携することが出来ないと思います

産業保健師の役割は従業員の心身の健康保持増進をサポートすることだと思います

そのために、何が出来るかを考えて行動していくことが大切だと思います

産業保健師として今後も、成長していけるよう日々努力し行動していきたいと思います