保健師

ストレスチェックを活用しよう!従業員のために保健師としてできることは?

産業保健師においてストレスチェックの実施とその後のフォローがあります

ストレスチェックをしたものの、そのあとどうするの?と思う人やこんなやり方でいいのかな?と思う人の参考になればと思います

ストレスチェックを受けてもらって、そこから何もアプローチがなければ勿体ないだけになります

受けてもらっているのでそれを活用することが重要だと考えます

今回の記事では、「これが正解です」というものではなく、私の場合こんな感じでしていますという内容になります

具体的にはこのようなことをしました

  • ストレスチェックの結果の読解方法の指導
  • 「いきいき職場づくりのための参加型職場改善手引き」の活用
  • 優良な職場環境を参考に

企業によっても考え方は異なりますので、その企業に合ったやり方を考えていくのが大事です

私も毎年試行錯誤をしながら対応しています

ストレスチェックを活用することにより、その後の保健指導や産業保健に役立つと思います

ストレスチェックとは

ストレスチェックとは

ストレスチェック制度とは、従業員のストレスチェック(心理的な負担の程度を把握するための検査)と、医師によるストレスチェックの結果に基づいた面接指導の実施等を事業者に対し義務づける制度です。 2015年6月25日に公布された「労働安全衛生法の一部を改正する法律」(平成26年法律第82号)において新たに創設されました。

引用文献;こころチェッカー

ストレスチェックの業務の流れとしては次のようになるかと思います

  1. ストレスチェックを実施
  2. ストレスチェック実施後、高ストレス者を抽出
  3. 高ストレス者に対して、産業保健師からフォローメールまたはフォロー電話を実施し、産業医面談の希望を聴取
  4. 高ストレス者から面談希望があれば産業医面談を実施
  5. 産業医面談実施後、産業医の意見を基に企業側は職場環境などを調整を行う

ストレスチェック自体はここまで行えば問題はなく、一般的にこのように対応している企業が多いと思います

ストレスチェックを活用した例

ストレスチェック結果の見方について解説

ストレスチェックを実施しても、結果を適切に読解できている従業員はあまりいないと思います

また、結果にすら興味がない従業員もいるかと思います

せっかくストレスチェックを実施しても

授業員A

高ストレスじゃないんだ。ふーん

従業員B

高ストレスって判断されたけど、仕方ないよね~

という理解で終わってしまっては、勿体ないと思います

そのため、私は従業員に対して

ストレスチェックの〇〇の値が高いということは、△な要因が関係しているということです

△の要因を軽減するためには◇の方法や✕の方法が適切という捉え方もできます

という風に従業員にストレスチェック結果の読解方法を説明することもあります

少しでも自分の結果に興味が持てるように意識付けすることも大事です

「いきいき職場づくりのための参加型職場改善手引き」の活用

厚生労働省が掲載している「いきいき職場づくりのための参加型職場環境改善の手引き」を活用したこともあります

いきいき職場づくりのための参加型職場環境改善の手引き

産業保健師がファシリテーター役として従業員に説明することとしました

こちらは、オフィス版と現場版の2パターンあります

下準備は必要ですが、どのように進めていけば良いか全て記載してあるので初めて活用する方でも活用しやすいと思います

私も4回活用しましたが、とても好評でした

「ストレスチェック結果を活用したいけど何をすればいいか、分からない」

という方はぜひ試してみるといいと思います

優良な職場環境を参考に

ストレスチェック結果において、「職場の環境」「上司の支援」の項目で評価が高い部署に注目をして

評価が高い部署の管理監督者の方に、どのような工夫や行動をしているかなどの調査をして

それを産業保健師が他の部署の管理監督者たちへ参考事例として伝えることや

高ストレス者が少ない職場の管理監督者から、他部署の管理監督者へ、職場で実施していること、意識していることを講師役として発表してもらうこともありました

この時は産業保健師は司会役として参加します

この方法は今でもよく利用しており、とても好評です

理由は、講義を受けている従業員はとても親近感が持てる部分が多くあり説明に説得力や共感が持てるからです

現場でしか分からない苦悩に対して、どのような対応しているか、部下に対しての声掛けなどを説明してもらえるため、私も講義を聞いていて、勉強になることがとても多いです

個人情報の取り扱いには注意!

ストレスチェックの結果はあくまでも個人情報となり、その結果を上長に知られたくない人もいるので取り扱いは注意が必要です

あくまでも、高ストレスが少ない職場にスポットを当てることにより、他部署の参考になれば企業としても良くなると思います

高ストレスが多い職場を晒上げてしまうと・・・問題になるかもしれませんよね

さいごに

ストレスチェックの主な目的は自分のストレスを知り、セルフケアに活かすことが主な目的です

個人情報の保護など注意すべき点なども多く気を付けなければいけないことも多いですが、セルフケア以外にもストレスチェックの活用方法はあります

どのようにストレスチェック結果を活かすことができるかは事業所によると思います

いきいき職場づくりは支店が多い業種では、一定時間を設けることが難しく活用することは難しいと思います

上記の内容は、私が今まで実施してきたストレスチェックの活用なので自分の勤めている企業ではどのような方法が活用できるかな?

と考えてもらい、今回の内容が少しでも役に立てれば嬉しいです

私もまだまだ知識不足の部分が多く反省の毎日ですが、日々精進していきたいと思います