転職

産業保健師として働けなかった場合、どうしてた?

現在、産業保健師として働き出して4年目になります。

産業保健師は求人数も少なく、求人倍率も高いため産業保健師になりたくても、なかなかなれずに、苦労している方も少ないと思います。私も転職活動はとても苦労しました。

最近「産業保健師の求人がなかなか見つからず、産業保健師として働けなかった場合、自分はどのような働き方をしていたのだろう?」と、ふと考えることがありました。

それでも、私は転職サイトを毎日見て募集があればすぐにでも応募するとは思います。

しかし、それでも求人が無かったら…?

今回は産業保健師として働けなかった場合、どのような働き方をしていきたいと考えるかについて書いていきたいと思います。

特定保健指導員として働く

看護師としてICUで約2年働いていたときに、患者さんから「もっと、健康に気をつけておけば良かった」という言葉をたくさん聞いて、病気になる前に対処ができたら患者さんがこんなに苦しまなくてよかったのでは?と思うことが多々あり予防医療の大切さに気づきました。

特定保健指導では、対象者が自分の健康状態を振り返り、生活習慣の改善を目指していくことができるように、何をすればよいかを医療職がアドバイスしたり、対象者と一緒に考えていくことで、今後の健康障害のリスクを未然に防ぐことが可能になります。

この業務は、対象者1人1人に合った声かけがとても大切だと私は思います。そのためには、医療職の基礎知識やコミュニケーション能力のスキル向上はもちろん必要にもなりますし、対象者の背景や仕事内容、家庭環境など色んな情報を把握した上での声かけをする必要があります。

特定保健指導は、とてもやりがいがある仕事だと私は思います。

訪問看護師として働く

看護師として働いていた時に、残りの人生を自分らしく生きたいと望み、在宅看護に切り替わる患者さんを見てきました。

そして、患者さんが在宅に戻って少しでも自分らしく生きれるためにサポートできる立場って素敵だなと感じました。

患者さんが、いい人生だったと感じることが少しでもできるように、どのようなサポートが必要かを患者さんや、患者さんの家族とも一緒に考えて行動したり、アドバイスをしたりできます。

他者の人生を一緒に考えれる仕事は、そうそうないと私は思います。

訪問看護師以外にも、看護師は様々な働き方が可能です。

看護師という仕事も、本当に魅力的な仕事だと私は思います。

学校保健師として働く

大学にもよるとは思いますが学校保健師の業務内容は、産業保健師と似ている部分も多くとても勉強になりました。

教職員や学生との関わり方でコミュニケーション能力の大切さも学べましたし、保健師だよりを作成することで「どのようなことを書けば、皆が健康について興味を持ってくれるだろう?」と説明力の重要性についても学ぶことができました。

また、産業医と積極的に関わることで様々な知識や職場巡視のポイント、フィジカル面やメンタル面のフォローのポイントなどもたくさん教えてもらうことができました。

どのような業務でも、自分の考え方や行動次第でいくらでも学びは多くあると私は思います。

さいごに

たとえ、産業保健師として働くまでに時間がかかったとしても、産業保健師について調べて情報を得ることはどのような状況でも可能です。また必要なスキルアップの方法はいくらでもあると私は思います。

大事なことは、産業保健師として働きたいという思いを諦めずに行動していくことだと思います。

1日24時間しかない中で8時間は、仕事に時間を費しています。

この8時間を、どのようなものにしていくかは自分次第です。

私もまだまだ知識不足を痛感し落ち込むことも多々ありますが、少しずつでも成長していけるように日々努力していきたいと思います。