私は、産業保健師として働き始める前になかなか産業保健師の募集がなく学校保健師として2年間働きました
学校保健師は産業保健師と似たような業務も多く、産業保健師と働き出してもとても役に立つ経験がたくさんできました
産業保健師を目指しているけれど、なかなか募集がなく悩んでいる方や学校保健師という職業に興味があるという方はぜひ1度挑戦してみるのもいいと思います
学校保健師は産業保健師同様、募集が少なく倍率が高いですが学びもたくさんあります
私が学校保健師として働き、この部分は産業保健師として働く前に経験することが出来て良かったなと思うことが3点あります
- 保健指導のスキルを少しでも身につけることができた
- 1人職場が経験でき、他職種との連携の大切さを実感することができた
- 産業医と関わりを持つことができ、産業医の存在について考えることができた
この3点が、私が産業保健師になる前に少しでも経験ができてよかったなと思えた内容です
具体的にどのようなことが、学びになったのかについて書いていきたいと思います
保健指導のスキルを少しでも身につけることができた
私が勤めていた学校では学生や教授、職員の健康診断結果でデータが悪い方は産業医の指示のもと、保健師から保健指導を実施していました
この業務内容は、産業保健師の業務内容と似ていると思います
保健指導の対象になった方に対して、保健指導をさせて頂く中で学生や職員、教授と様々な年代と関わらせて頂き年齢別に指導の方法を変えて実施することの大切さや、食事や運動指導の重要性を理解することができました
また、保健指導を実施する上でどのような保健指導なら保健指導対象者が話を聴いてくれるのかも、試行錯誤しながら実施することで対象者から「まぁ、それなら頑張って見ようかな!」と前向きな発言をもらうことができました
保健指導で大切なことは、場数を踏むことも大事なことですが試行錯誤しながら対象者に合った保健指導を実施していくことが大事だと思います
1人職場が経験でき、他職種との連携の大切さを実感することができた
学校保健師は、中には2-3人の医療職がいる複数職場もありますが、1人職場も多い職場です
そのため相談相手もおらず孤独や不安を感じてしまったり、他職種と連携して業務を行なわなければ業務が滞ってしまったりすることがありました
このような経験は、産業保健師にの1人職場でもよくある経験だと思います
この経験を体験することができたおかげもあり、待っていても何も始まらない自ら進んで行動する大切も産業保健師として働き出して改めて実感することができたと思います
1人職場だから、不安や孤独という気持ちはよく分かります
しかし、だからといって何も行動しないのは違うと思います
不安や孤独を感じているなら、それらを解消するためにどうするのかを考えて行動することが大事なことだと思います
産業医と関わりを持つことができ、産業医の存在について考えることができた
看護師として働いていた時は、産業医の存在や役割などはあまり理解していませんでした
しかし、学校保健師として働かせて頂き産業医と関わる機会が増え産業医の存在や役割について考えたり教えてもらったりすることで、産業保健師と働き始めた時に産業医の存在を理解し業務を行うことができました
知っていて業務を行うことと、知らないで業務を行うとでは理解のスピードも多少は違ってきます
産業医の役割について考えられたのも、産業保健師と働く前に事前に学校保健師として働くことができたから気づけたことの1つだと思います
さいごに
産業保健師と働かせて頂きとても学びが多く充実した日々を過ごしていますが、看護師として働かせて頂いたときも学校保健師として働かせて頂いたときも、とても学びが多くありました
大事なことは環境や人間関係だけの性にせずに、自ら考えて行動し解決策を見つけていくことだと思います
産業保健師としてまだまだ、知識不足やスキル不足を痛感する日々ですが環境や人の性だけにせず考えて行動し成長していきたいと思います