年度計画を作成することは、前年度の活動内容の達成状況を上司や同僚と話し合いPDCAサイクルをきちんと回せることができたのか、また次年度はどのような活動を目指していくのかを話し合い今後の目的やゴールを認識し、どのような連携していくことが大切なのかを理解するためにもとても重要です
しかし「どのような計画をたてればいいのか分からない」「そもそもなぜ年度計画が必要かが分からない」という方もおられると思います
年度計画は、自分の業務内容を把握できることや今後の活動をどのような流れ実施すればいいかを理解することできることや、前年度の活動計画と比較し必要な業務や不必要な業務を理解し、今後の産業保健活動に活かすこともできます
そのため、年度計画を一度も計画したことがない方、もしくは毎年同じような内容の年度計画を立案をしているという方は年度計画について改めて考えてみることをおすすめします
私は年度計画を立案する上で下記の3点を意識しています
- 確実に実施できる内容を計画に入れる
- 長期目標・短期目標と評価がやりやすい内容を計画する
- 毎年少しでも変化がある内容を計画する
具体的にどのようなことを行っているのかについて書いていきたいと思います
確実に実施できる内容を計画に入れる
大きな目標を掲げてそれに向かって試行錯誤しながら取り組んでいくことはとてもいいと思います
しかし、掲げた目標が大きすぎて結局全て中途半端なままで1年間終わってしまったという結果では意味がありませんし「1年間何をしていたんだろう?」と自己嫌悪に陥ってしまうことは避けたいです
そのため、1年間の間に確実に行うことができる目標を決めて達成感を味わうことを大切にしています
当たり前ですが、頑張らなくても達成できるような目標ではなく少しでも努力したら達成できる目標を1-2つ程計画するようにしています
長期目標・短期目標と評価がしやすい内容の計画する
長期目標・短期目標を立案しても評価がしにくい内容を目標に掲げることは避けて、なるべく具体的な目標を立案することを意識しています例えば【再検査の受診率を50%から60%に向上させる。そのために〇〇や△△を取り入れたフォローをしていく】など、細かく目標を決めていました目標が中途半端なものだと、達成度を評価をする際判断が難しく、上司からも「1年間何をしていたんだろう?」と思われてしまいます
そう思われてしまうと悲しくなり、仕事へのやりがいも感じなくなってしまいます
毎年少しでも変化がある内容を計画する
去年、達成出来なかった目標に対して今年も去年と同様でという判断は悪くはないと思います
しかし、全く同じ目標を立案するのではなく何故達成出来なかったのかを、きちんと振り返り次回は達成できるために何を見直せばいいのかを整理することが大切だと思います
「次年度の計画?考えるのがめんどくさいな…」「去年と全く同じでいいんじゃないの?」と適当なやり方で仕事に取り組んでいても、仕事には慣れるかもしれませんが成長していくことは難しいと思います
成長のスピードが遅く、少しずつの変化でもいいので日々成長に繋げていくことが大切だと思います
さいごに
1年間の計画を立案したり昨年度の計画を評価するのは、自分の仕事のやり方の振り返りもでき、とても学びが多いです
産業保健師の業務は、言い方は悪いですが楽しようと考えればいくらでも楽をすることが可能だと思います
しかしそれでは、仕事を楽しいとは思えないと思います
1日24時間のうちの8時間は仕事に費やしています
この8時間を無駄な時間にせずに、活かせるよう考え行動していくことが大切だと思います
産業保健師として今後も成長していけるよう、日々努力し行動していきたいと思います