産業保健師は募集人数も少なく倍率も高い職種です
そのため、正社員として働きたいけど契約社員や嘱託社員、派遣社員の募集しかなく正社員として働くことは無理なのかな……と諦めている方も多いと思います
私も産業保健師として働き始めて5年目になりますが、始めは契約社員から正社員または嘱託社員からスタートとして勤め始めて1年経過した後に、正社員として雇われるという風に正社員で募集しているところに、産業保健師未経験や臨床経験が浅い方が入社するのは難しいのかなと感じました
この説明を聞くと「実際に正社員と契約社員などって、どのような点で違いがあるの?」「正社員じゃないと産業保健師を学ぶ上で不利なことってあるの?」と疑問に思うと思います
実際に正社員としても嘱託社員や契約社員としても働いてみましたが、産業保健師の業務を学ぶ上で不利なことは1度もなかったです
では正社員として働くことができてあえて良かったなと感じたことは
- 福利厚生が少し増え充実した
- 賃金が勤務年数ごとにupした
- 転職の際、多少イメージがよかった
この3点が正社員として働けてよかったのかな?と感じたことです
具体的にどのようなことで上記のように感じたのかについて説明していきたいと思います
福利厚生が少し増え充実した
契約社員や嘱託社員として働いていた時は、有給日数が正社員と比べて少なかったです
また賃金の面でも、ボーナスが正社員と比べて少なかったり企業によっては、契約社員などにはボーナスが支給されなかったこともあります
その他にも、正社員しか使えない優遇券などもあり「同じ勤務時間で同じ内容の仕事をしているのに、何か納得いかないな」と不満に思うこともありました
やはり、どのような職業でも正社員と契約社員でこのような多少な差はあると思います
賃金が勤務年数ごとにupした
言い方は、ものすごく悪いですが正社員として働いていた時、産業保健師としてペーペーで何も成果を出せずにいた私でも1年目から2年目になる際は、必ず賃金がupしていました
そのため、長年勤めていた場合は今の勤務先よりも年収は確実に上がっていたんだろうな……と思います
逆に私よりも優れている産業保健師の方が、契約社員もしくは嘱託社員という理由で勤務年数は関係なく賃金upもしないで一定の給料で何年も勤務していた方もおられました
未だに、正社員だから契約社員だからと中身を見ないでこのような考えを持つ会社も少なくないと思います
会社に求めすぎている自分の考えが甘いとは思いますが、未だにモヤモヤした気持ちは残ります
転職の際、多少イメージがよかった
企業の中には転職回数が少ない、長年勤務している人がいい!転職回数が多くまたは勤務年数も雇用形態も正社員じゃない人はちょっと……というイメージが根強い様に思います
産業保健師の、採用面接に数回関わらせて頂いたこともありますが転職回数が少ない、勤続年数が長い、雇用形態が正社員=全てが優秀な人材とは限らなかったです
関東や都市部で産業保健師として働かせて頂いた時は、あまりこのようなイメージの企業は多くなかった気がしました
しかし、田舎や地方の企業、長い歴史がある企業などこのようなイメージを持ちやすいのかな?と個人的に感じました
さいごに
正社員じゃないと……契約社員だから……と考えるとキリがないと思います
産業保健師を学ぶ上で雇用形態はあまり関係ないと思います
しかし、家庭のことや今後のことを考えると賃金面や福利厚生面はとても重要になってくると思います
そのような方は、契約社員からスタートとしても努力次第で正社員として雇われる場合もありますし、派遣社員や契約社員からスタートとして経験値を積んで転職をすることもいいと思います
働くことへの価値観は人それぞれです
私は産業保健師としてスキルアップしていけるよう、今後も努力していきたいと思います