産業保健師を目指す理由として、産業保健師業務に興味があるからという方もいれば産業保健師の仕事が楽そうだからという方など様々おられると思います
人によってどのように働きたいかは価値観や自身の生活によって分かれます
そのため、どのような理由でも悪いことはありません
誰しもが楽してお金が手に入るのであれば、楽して手にしたいと思います
私も同じです
では、産業保健師の仕事が楽してお金が入る仕事であるかというと考えるところがあります
現在、産業保健師として働き4年目になりますが、産業保健師って楽だなと感じたことはあまりありません
報酬を貰う以上、それに見合った仕事をしないといけません
産業保健師としての働き方に合っている人からすれば、楽しく、やりがいのある仕事であると感じ事もあると思います
私が産業保健師として働く中でこのようなところ、このように働けば楽かなと感じたことはこれらになります
- 身体的の負荷は少ない(残業が少ない)
- 生活のリズムが乱れない(夜勤がない)
- 言われたことのみする、他力本願で働く
産業保健師がどのような仕事をしているかは下記を参考にしていただければと思います
残業が少なく、身体的の負荷は少ない
1人職場の産業保健師の場合、業務が滞ってしまうと残業が発生することもありますが
基本的に残業が少なく、定時に帰れることが多いです
産業保健師としての繁忙期としては、定期健康診断の自己措置や健康イベント計画などの時期になります
この時は残業が増えることもあります
産業保健師として働き4年目で3社目となりますが、いつも残業しなければならないということはありませんでした
時期によっては残業をすることもありましたが、繁忙期の一番残業した月で20h以内でした(年に2~3回)
残業時間は看護師として働いていた時よりもかなり減りました
また、看護師として働いていた時は、患者さんやベッドを移動させたりなどの力仕事多いこともあったため、身体的にも楽であると感じます
ただし、産業保健師はデスクワークが多くなります
日勤帯のみの勤務なので、生活のリズムが乱れない
看護師の仕事は日勤帯と夜勤帯の交代勤務が主となるため、生活リズムが崩れてしまい疲労困憊になられている人も多いです
実際、私も看護師として働いていたときはよく体調を崩していました
しかし、産業保健師業務は日勤帯のみの勤務のため、生活リズムが安定したため働きやすく感じます
仕事と家庭を両立しながら働きたいという人には、働きやすい環境だと思います
言われたことのみする、他力本願で働く
産業保健師の業務に限らず、仕事をする上で企業側に求められたことを確実にこなしていくことは当たり前のことで、スタート地点だと私は思います
しかし、企業の中には、産業保健職の扱い方がよく分からず何を求めればいいのだろう?
と困っている企業もいれば、健康経営にあまり関心がなく産業保健職の仕事内容が事務作業に偏ってしまうところもあります
また、産業保健職を形式上おいているだけという企業もあります
そのため、仕事に対してやりがいを感じることができず落ち込んでしまう方もいれば
仕事のやりがいがないな・・・
与えられた仕事だけでいいから楽だなと感じる人もいるともいます
これだけの仕事しかしなくていいなんて、ラッキー!
つまり、サボろうと思えばいくらでもサボることが可能な職業だと私は思います
後者の考えの方の場合は、産業保健師の仕事って楽でいいじゃないか!となると思います
しかし、本当にそれでいいのかな?と私は思います
1日24時間しかない8時間を仕事に費やしているのだから、この8時間を有意義な時間にした方がいいのでは?と思います
そのためにも
- どうすれば仕事にやりがいを感じることができるだろう?
- 企業にとっての利点をどのように伝える事ができるだろう?
- こんなことしてみようかな、こうしたらもっと良くなるのでは?
と考えて行動することが大切だと思います
企業側としっかり話し合いをする場を設けたり、データを活用してプレゼンテーションをしたりやり方は色々あります
それでも健康経営や産業保健職に興味がない企業であるならば、転職を考えみることもいいと思います
さいごに
産業保健職に限らず、どのような仕事もやり方によっては楽をすることが可能だと思います
しかし、楽ばかり求めていてはやりがいを失ってしまうのでは?と思います
一度っきりの人生を自分がどのようにしていきたいかを、考えて行動することが大切だと思います
そして、仕事というよりは産業保健師として働くことが楽しいとやりがいを感じながら働くことで人生を楽しむことができると私は思います
産業保健師の業務は知れば知るほど、やればやるほど学びが多く楽しいと思えることがたくさんあります
産業保健師として働きだした当初は、右も左も分からずとても苦労しましたが今はやりがいを感じ働くことができています
まだまだ知識不足や経験不足を痛感する日々ですが、少しずつでも成長していけるよう努力し行動していきたいと思います