産業保健師として働く上で、産業医との連携が必要不可欠です
企業の規模によって常勤で勤務している産業医や月数回勤務している産業医など様々だと思います
1人職場で働いている産業保健師の方などは業務で悩んでいることや困ったことがあった時に、直ぐに相談できる産業医の存在は心強いと思います
しかし、月に数回しか勤務していない産業医に相談をしたくても相談内容が多すぎて時間が無かったり、産業医も担当している業務に追われて相談できる時間が無かったり、自分自身が業務に慣れていなくて何を相談したら良いかが分からなかったりなど何かしらの理由で困っている産業保健師も少なくないと思います
私も今まで5-6名程の産業医に関わらせて頂き、このような悩みを経験した事があります
このようなことで悩んだ時私は下記の3点を意識して産業医に相談するようにしていました
- 初めに決まり事(ルール)を産業医と決めておく
- 相談する内容は、現在困っていることだけではなく次回の相談も必ずしておく
- 産業保健師が対応できる内容であれば、ある程度対応しておく
この3点を意識して業務を行っていました
具体的にどのようなことを実施してきたかについて、書いていきたいと思います
初めに決まり事(ルール)を産業医と決めておく
初めに産業医と産業保健師とで、ある程度の決まり事を決めていました
例えば〇〇のような事例に対しては△△のような対応をするなど、ルールを決めておくことで産業医が勤務していない日でも産業保健師のみで対応する事ができました
このやり方をすることで産業保健師経験が浅かった私にとっては本当に業務が楽になりました
特例に対しては、自己判断せずに産業医が来所した際に相談をすることを注意することを意識していました
ある程度のルールを決めることで、産業医の来所の際の時間を有効に活用することができました
このルールは、早い段階で決めておく方が業務をする上で楽でした
私は年度初めや年度終わりに次年度のルールを決めるようにしていました
相談する内容は、現在困っていることだけではなく次回の相談も必ずしておく
相談内容が多い程、1日相談で終わってしまったという場合があると思います
しかし、相談だけで終わってしまうと次週の業務についての相談する時間が無くなり次週産業医が来所した際、また同じように相談だけで終わってしまう可能性があります
それでは、あまり産業医の来所時間を有効活用出来ていないように思います
そのため、相談内容の優先順位を決めて必ず相談しなければならない内容はするようにして、優先順位が低い相談内容は次週に相談するなどの対応をしていました
そして、次週の産業保健師の動き(業務内容)を報告し産業医からアドバイスをもらうようにしていました
産業保健師が対応できる内容であれば、ある程度対応しておく
産業医にしか出来ない業務内容もたくさんあります
しかし、せっかくの産業医の来所日に産業医が業務に追われてその日1日が終わってしまったという日もあります
確かに本来の産業医の役割なので問題は何もないのですが、産業保健師経験も浅く1人職場で不安が大きかった私は「もうこんな時間?!産業医の先生に1番相談したかったことが、また相談出来なかった…」と思うことが多かったです
そのため産業保健師が対応できる内容は自分が対応し、対応した内容を産業医にダブルチェックしてもらうようにし、産業医の来所日を有効活用するようにしていました
さいごに
「産業医の来所日が少ないから…」「産業保健師経験が浅いから…」など、出来ない理由や言い訳ばかりを並べたらキリがありません
出来ないことがあるのなら、出来るようにするために何をしていけばいいかを考え行動することが大切だと思います
今後も産業保健師として成長していけるよう、日々努力し行動していきたいと思います