産業保健師として働きだして今年で4年目になり、1年目よりも基礎知識や視野も広がってきたかな?と思うことが少しずつ増えてきました。
また、ベテラン産業保健師の方からも「初めて会ったときのはりもぐちゃんより、だいぶ成長したね」と言ってもらえる回数も増えてきました。
今回は産業保健師になって行動したことによって得たものについて書いていきたいと思います。
コミュニケーション能力がついた
産業保健師は多職種との連携が必要不可欠な職業です。そのため、コミュニケーション能力はとても必要になります。コミュニケーションを図らなければ従業員の方と信頼関係を築くこともできません。
私は、産業保健師1年目の時はコミュニケーションを他部署とどのように取るべきなのか、また「私みたいな何も知らない新人が、話しかけてもいいのかな?」「相手にされなかったらどうしよう」などの思いが強く、自ら進んでコミュニケーションを取りに行くことができずにいました。
しかし、入社して1ヶ月過ぎた頃に「1ヶ月間、何をしてたんだろう?業務をこなすだけでは成長できないのではないかな…このままじゃ産業保健師になりたくて頑張った転職活動も意味がなくなってしまう…行動しよ!」と思い、他部署に自ら出向いて積極的にコミュニケーションを図りに行きました。
はじめの頃はコミュニケーションもうまく取れず苦労することも多くありましたが、自ら関わることを続けていると従業員の方から「はりもぐちゃーん元気?」と話しかけてもらえる回数が増えてきました。
コミュニケーションを図ることで信頼関係も築くことができます。
今では管理監督者に「今度〇〇の講師役をさせて頂くのですが、従業員のみなさんがどんな内容なら聞きやすいかな?と迷っています」と伝えると「はりもぐちゃん悩んでるんだね。みんな△についてもっと知りたいってよく聞くよ。何人か同僚に聞いてあげるよ。結果は明日メールするね」と助けて頂くこともたくさんあります。
説明力・文章力が身についた
企業ではイベントや計画を立て、新しい取り組みを実施する時は必ず計画書や稟議が必要になる事が多いです。また、立案した計画書・稟議の説明をしなければならない場面も多くあります。
私は、今まで計画書や稟議をあまり書いたことがなく、産業保健師として働き始めた頃は文章力が皆無でした。それに加えて説明力も皆無でしたので、従業員の方たちには迷惑をかけていたと思います。
1つの計画書を作成するのにも1-2ヶ月間も時間がかかったことも少なくありません。
人事労務担当者やベテラン産業保健師の方たちに何度も計画書や説明の仕方を確認してもらいながら、数をこなしていくうちに計画書の書き方や稟議の書き方、説明の仕方などのコツを理解することができ今では人並みにまで成長することができました。
文章力と説明力はどのような場面で活かすことができます。保健指導でも的確な説明力や文章力がなければ、産業保健師が伝えたい事が従業員に伝わってない場合もあります。
さいごに
現在、産業保健師として働いている方の中には「私には無理だな」「どうせ私が言ったところで…」と思われている方は少なくないと思います。私も、産業保健師として働き始めばかりの時は、このようなことを考えていました。
しかし、言い訳ばかりをしていても成長はできません。上記の内容は、自ら行動したことによって身につけることができたスキルです。どのようなスキルも行動をしない限りは、スキルアップを目指すことは難しいと私は思います。
まずは、行動することが大切だと常々思います。行動したことで失敗も成功も理解することができます。私もまだまだ成長過程なので、これからも行動することを恐れずに日々成長していきたいと思います。