保健師

看護師として働いてよかったこと

私はICUで看護師を約2年ほど経験した後に学校保健師、産業保健師として働いてきました。

看護師1年目の時は、毎日辛くて仕事から帰宅したら毎晩悔し涙を流したり原因不明の発熱や胃痛に悩まされていました。現在、看護師として働いている方の中で当時の私のような症状に悩んでおられる方も少なくないと思います。

現在社会人7年目になって当時のことを振り返ってみて社会人1年目を看護師として働けてよかったなと感じている事が多々あります。

今回はなぜそのように思えたのかについて、書いていきたいと思います。

プロ意識の大切さ

私が看護師の先輩たちから「患者さんからしたら、ナース服を着ているナースは1年目だろうが5年目、10年目だろうが関係ない。プロ意識を持って仕事しなさい」と言われていました。

当時の私は「そんなこと言われても…先輩たちみたいに仕事ができる訳ではないし…プロ意識って何?」と先輩が伝えたかった本当の意味も理解せずに落ち込んでいました。

しかし、先輩看護師は何度も諦めずに私にこの言葉を伝えてくれたおかげで、仕事とは?と考えることができました。

仕事をする上で、与えられた仕事をこなすことは当たり前です。大切なのは与えられた仕事に対して責任感を持ち、1つ1つの業務を着実にこなすことだと思います。

業務内容が分からないときは考えて調べて、試行錯誤する。それでも分からないときは先輩に聞く。「よく分からないけど、まぁいいか!」と無責任な仕事はすることだけは避けた方が良いと思います。このような仕事のやり方では周りにの方にも迷惑をかけてしまいますし、自分自身も後々苦労することになります。

丁寧な仕事をする

看護師1年目の時にこの言葉も先輩看護師から毎日言われていました。

丁寧な仕事と聞いて「ゆっくり着実に仕事をこなすってこと?」と思われるかもしれませんが、それだけではないです。自分の仕事を渡された周りの人にも気を配って雑な仕事をしないようにするという意味です。

書類1つ渡すことでも、ただ書類を渡すのではなく書類を受け取った相手が困らないように説明文をつけたりなど、相手が仕事がやりやすい様に相手のことを考えて仕事することが大事だと思います。

どのような仕事も他部署との連携は必要不可欠です。

自分1人だけで仕事しているわけではないので、自分のことしか考えていない仕事のやり方は、相手にとって失礼だと私は思います。

反骨精神をもつ

この言葉も先輩看護師から言われていましたが、私は反骨精神が元々十二分にあったので先輩看護師たちからは、この点に関してはよく褒められていました。

自分の足りていない部分や失敗したことを、相手から指摘されると落ち込んでしまうことも多いと思います。

失敗は誰にでもあります。失敗を1回もしない人のほうが少ないです。私も数え切れないほど失敗して落ち込んできました。

しかし、落ち込んでいるだけでは何も解決しません。大事なのは、指摘された部分は素直に反省して次に活かすことが大切だと思います。

「次は絶対にうまくやるぞ!」ぐらいの気持ちでいることが大切だと私は思います。

さいごに

看護師として働いていた時は、嫌味もたくさん言われましたし理不尽な意地悪もたくさんされました。

しかし、このような人たちだけではなく、厳しくも愛情を持ってたくさん教えてくださった先輩たちにもたくさん会えました。

看護師1年目のときは上記の内容をいまいち理解していなかった部分もありましたが、今思えばとても大切なことを教えてくださった先輩たちに本当に感謝しています。

無駄な経験は1つもないと思います。経験を無駄にするのも有益なものにするのも、結局は自分次第だと思います。

私もまだまだ経験不足を痛感する日々ですが、日々成長していけるように努力していきたいと思います。