私は、現在まで3回流産を経験し、不妊治療をしています。流産になる確率は 妊娠の15〜20%の確率で流産と言われおり、今までに1回でも流産を経験した方もたくさんおられると思います。
私は、流産や不妊治療を経験して悔しい思いや辛い思いもする中で、今までの自分の価値観が大きく変化しました。
今回は流産を経験したことで得たものについて書いていきたいと思います。
努力しても報われない事がある
人には向き不向きがあるため、たくさん努力しても報われないことがあるということは、誰もが理解をしていると思います。けれども、不向きなことでも100%に完璧にこなすことはできなくても、50%ぐらいには到達できることもあります。
しかし、流産や不妊治療は違います。流産のリスクが高くなる可能性の食品や飲み物をすべて避けたり、運動を定期的にしたり、タイミング法や人工授精、体外受精、内服治療などをしても効果がないということも少なくありません。
このように、自分の努力だけではどうしようもないこともあるということを知って悔しくて仕方がありませんでした。
しかし、流産を経験して自分の人生や価値観について考える事ができました。
仕事の価値観の変化
流産を経験して、不妊治療が始まるときに諦めなければならないことがとても多かったです。
まずは、自分のキャリアでした。私は20代のうちにもっと学んでいきたい!基礎知識をしっかり身につけて30代では応用力を鍛えていきたい!など夢を持ち社会人1年目から日々努力してきました。不妊治療開始したばかりの頃は、仕事も治療も家庭もすべて両立してみせる!と努力して来ましたが、病院を受診するために急遽休まなければならないことや、同僚にも迷惑がかかるため仕事をセーブしていることに対しての申し訳無さや、魅力的なプロジェクトやキャリアップできる話を頂いても諦めたり、仕事と治療に疲れて家事が疎かになったり、主人に八つ当たりをしてしまったりなど、なかなか上手く行かなかったです。
このような経験をして、自分が本当に大切にしたいものは何だろう?と考え見たときに、私は家族との時間を大切にしていきたいと思うようになりました。
だからといって、仕事を適当にするという意味ではありません。そのような行為は同僚に対して無礼だと私は思います。
そうではなく働き方を変えてみては?と考えるようになりました。知識を深めることは、どのような場所でも可能だと私は思います。
今後の人生について改めて考える事ができた
結婚をして子供ができて、仕事も順調にキャリアを積んでいきたいなと流産を経験する前は単純に人生について考えていましたが、流産を経験して人生についてもう一度考え直す事ができました。
子供がいる人生、いない人生。キャリアアップとは?自分にとって大切なこととは?今自分は何を優先したいのだろう?と様々なことを考えることで、頭の中を整理することもできました。
流産経験がなければ、このように振り返ることもなかったのかな?と私は思います。
さいごに
どのような経験でも決して無駄なことは1つもないと私は思います。現在も不妊治療を続けており、いつ子供ができるかも分かりません。しかし例え子供がいない人生になったとしても良いと私は思います。
大切なことは、自分にとっての価値観が何なのかだと私は思います。
どのような人生にしていきたいのか、そのためにどのような努力や行動をしていくべきなのかを考えて行動することが大切だと思います。
人生1度きりです。今日という日は2度と戻ってきません。これからも1日1日を大切にしていき仕事面でも家庭面でも日々成長していけるように努力していきたいと思います。