スキルUP

1人職場と複数職場どちらが働きやすい?

産業保健師は1人職場で働く場合や複数人の産業保健師と働く2パターンがあります。

まず、結論からいうと私は1人職場の方が働きやすかったです。

今回は両方とも経験がある私が、なぜ1人職場の方が働きやすいと感じた理由について書いていきたいと思います。

自分のペースで仕事が進められる

自分のペースで仕事ができるのは仕事をする上で、重要視している方は多いのではないでしょうか。

私はチームで仕事をするのは嫌いという意味ではないのですが、チーム全員が同じ目標を掲げて協力し切磋琢磨しながら業務をこなすことは難しいと感じています。

その理由は、人には仕事のペースがあるからです。

仕事を効率よくさばいて業務を行う人や、1つの1つの業務に、じっくり時間をかけて業務を行う方など様々です。

業務を振り分けて役割分担をして業務を行う方法もありますが、やはり個人差が出てくるので結局は業務量を見直す事になり負担がかかる方も出てきてしまいます。

仕事の負荷がかかる人からしたら、このような現状に不満を感じる人は少ないと思います。

仕事に対する価値観の違い

仕事に対する価値観は人それぞれ違います。家庭の時間を優先したい方、スキルアップを目指している方、給料を優先したい方など様々です。

複数人いる職場で、自分の仕事に対する価値観を押し付けるのは違うと私は思います。あくまでもチームで仕事をしているということが大前提です。

しかし1人職場だと、自分の価値観で仕事をこなしていくことができます。スキルアップを目指している方は、研修会に参加したり基礎知識や経験値を身につけることも可能です。

また、人事労務担当者や他部署と連携し健康管理体制について意見交交換しながら、従業員の健康保持増進のために日々成長していくことができます。

このような行動は、複数職場で勤めている産業保健師全員がスキルアップを目指して、従業員にとってよりよい健康管理体制を作っていきたいと思っていることが大切ですが、価値観は人それぞれなので難しいところもあると思います。

私は実際に、複数職場で働いている時に価値観の違いで苦労したこともありました。

人間関係の煩わしさがない

仕事で1番人間関係を大切にしている人は多いと思います。

人間関係は私も大事だと思います。

毎日顔を合わせなければならない同僚と、ギクシャクした関係は耐えれないと思います。

複数職場で働いていた時は、産業保健師同士の意見の食い違いで、仕事が進みにくくなることも少なくありませんでした。

しかし1人職場だと自分自身の知識や経験を活かしながら、どの様に健康管理をしていくか、どうしたら従業員の健康保持増進ができるかを自ら築いていくことも可能です。

また、1人職場ですので、周りに気を遣う必要もないためストレスフリーな職場環境ともいえます。

さいごに

上記の内容は私が実際に1人職場と複数職場で働いてみて、1人職場の方が良いと感じているだけで産業保健師として働いている方の中には複数職場の方が良いと感じている方もいると思います。

もちろん、複数職場の利点もたくさんあると思います。実際に複数職場で働いた時は、学びも多くありました。詳細は産業保健師の職場での人数という記事に記載しています。

私は仕事をする上で1番大切なのは、仕事に対する価値観だと思います。1日24時間しかない中で8時間〜10時間は仕事に時間を費やしています。しかし今日という日は2度戻ってきません。その中で自分がどのような人生を送りたいかが重要です。

私も自分の働き方をまだ模索中です。しかし現在、産業保健師として働いていてイキイキしている自分がいるのも確かです。これからもよりよい人生を送れるように日々成長していきたいと思います。