生活・雑記

ふるさと納税の仕組み、やり方

ふるさと納税は、2008年より始まった制度であり、今では毎年利用している人もいると思います。

しかし、現状としてはふるさと納税を利用していない人もいると思います。利用したことがある人にとっては「お得で簡単だよ」と思うかもしれませんが、利用していない人にとっては

・聞いたことあるけど面倒臭くてやってない

・何からすればいいかわからない

若い子や社会人になったばかりの人達の中には制度自体を知らない人もいました

下記資料は総務省による、ふるさと納税の現状調査の資料ですが、控除適用者数が近年急増しており、利用者が多いことが伺えます。

また、近年急増した要因としては「ワンストップ特例制度」の導入により、確定申告を面倒に感じている人たちも利用しやすくなったことが挙げられると思います。

引用文献:総務省 令和2年度ふるさと納税に関する現状調査について

私たちも数年前から始めて今では当たり前のように毎年利用しております。

難しいことは特にないので、まだふるさと納税を利用したことがない人はぜひ始めてみてください!

ふるさと納税の制度とは

ふるさと納税は自治体へ寄付することにより、そのお礼として様々なものがもらえる制度であり、節税対策の一つとなります。

税金の話になると嫌になる人が多いかもしれませんが、サラリーマンの人にとっては数少ない節税できるところなのでぜひ利用してください。

どのようにして節税できるかというと

寄付金のうち、2,000円を超える部分については所得税の還付および住民税の控除が受けることができる。

所得税の還付・・・

住民税の控除・・・

もういいや・・・

と諦めてしまう人は税金関係の話が絡んでくるのも原因かもしれませんね

「2,000円でいろいろもらえてお得!」とよく聞くのは、所得税の還付および住民税の控除があるため、実質負担する金額は2,000円という意味となります。

所得税の還付は、所得税対象金額に対して所得税率(所得によって異なる)をかけた金額が4月頃に指定した口座に振り込まれます。

所得税還付の金額を差し引いた金額が翌年の住民税から控除されます。

税金なので必ず払わないといけないので、税金の前払いみたいなイメージです。先に払っておいて後からその分の税金は控除されるため、2,000円の負担でいろいろもらえることになります。

ただし、寄付金には上限があるため、その点だけ注意してもらえれば大丈夫です。

ふるさと納税の手順

手順① ふるさと納税上限額の確認

ふるさと納税対象の年(1月1日~12月31日まで)の収入に応じてふるさと納税の上限額が決まります。上限金額を超えてしまうと、所得税の還付および住民税の控除の対象外となるので注意してください。

上限金額の計算のために参考に楽天のシミュレーターを載せておきます。

年収や家族構成などを入力すると簡単にわかります。

楽天ふるさと納税 かんたんシミュレーター

収入源が複数ある場合やその他控除がある場合は、詳細版もあるのでそちらで確認すれば上限金額がいくらかわかると思います。

手順② 寄付する自治体をさがす

手順①で上限金額を確認したら、それに合った金額の返礼品を探していくだけです。

どのサイトで購入するかは好みによりますが、自分が寄付したい自治体、返礼品としてほしいもの、ポイント付与があるかなどで選べばいいと思います。

有名なところだと下記のサイトになると思います。

サイト名掲載自治体数返礼品数
楽天ふるさと納税約1,000約150,000
さとふる約800約156,000
ふるなび約500約97,000
ふるさとチョイス約1,500約255,000
au PAY ふるさと納税約200約44,000
サイト名特徴
楽天ふるさと納税楽天ふるさと納税で寄付するとポイントがたまる
還元率が高い
さとふる返礼品の到着が早い
ふるなびAmazonギフト券還元
ふるさとチョイス返礼品数、自治体数が一番多い
au PAY ふるさと納税auユーザーにとってはお得

返礼品の数や自治体の数もサイトによって異なってきます。

私のおすすめとしては「楽天ふるさと納税」から寄付するのことをお勧めします。

楽天ふるさと納税の場合、自身のSPU倍率や購入日にもよりますが、

私の場合ですと、SPU倍率が12倍(最大で16倍)であり、それだけでもポイントで12%の還元がされます。

また、購入日を「お買い物マラソン」「0,5のつく日」「イーグルスなどが勝った翌日」「39キャンペーン」「ご愛顧キャンペーン」などポイントが付く日はたくさんあるため、買うタイミングを考えればさらにポイントが付与されるので、ポイント還元率が最も高くなります。

そのため、先ほどの自己負担2,000円についても、ポイントで2,000円分ぐらいは付与されると思います。

ただし、これらサイトで購入する際に気を付けてほしいのことがあります。

  • 寄付する際に住所や名前は間違えないように
  • すでに登録しているサイトであればアカウントに登録してある住所や名前が正しいか確認する
  • 寄付は本人の名義で行う。夫婦共働きの場合などは、各個人のIDで寄付する。(寄付金受領証明書は各個人の名義で受取、申請する必要があります。)
  • 自身が住んでいる自治体に寄付はできない

※住民税の控除となるため、住民票の住所で申し込む必要があります。

手順③ 税金控除のための手続き

寄付後は忘れずに申請を行ってください。申請をしていないと控除がうけれません。

手続きする方法としては、確定申告で申請する方法とワンストップ特例制度で申請する方法があります。

どちらで申請する場合も特に難しくないですが、ワンストップ特例制度を利用したほうが簡単だと思います。

ただし、ワンストップ特例制度を利用すには条件があります。

  • ふるさと納税で寄付した自治体が5つ以下
  • 他に確定申告がない

これらの条件に当てはまれば利用できます。

確定申告の場合

ワンストップ特例制度の適用に当てはまらない人やそのほか申告がある場合は確定申告が必要になります。

まず、ふるさと納税に関する確定申告を行うには、次のものを準備します。

  • 寄付金受領書
  • 給与所得の源泉徴収票
  • 印鑑
  • 振込先口座

寄付金受領書は自治体から郵送されてきます。郵送されるタイミングは自治体によります。寄付金受領書は提出が必要になりますので大切に保管してください。

書類等の準備を終えたら、申告書を作成します。

申告書の作成方法の詳細は今回は割愛させていただきますが、手書きで作成する方法、電子申告(e-Tax)で申告する方法、PCで作成印刷後に郵送する方法があります。

私は毎年PCで作成して郵送していますが、操作手順に従いながら上記資料の金額などを記入していけば申告書が作成できるので難しく考えなくてもいいと思います。作成した申告書と添付する資料(どの資料を添付するかも作成後に指示があります。)を所轄の税務署に郵送するだけです。

ふるさと納税の記入箇所としては、どこの自治体に、どういう目的で、いくら寄付したかを書いていくだけです。

ワンストップ特例制度の場合

寄付する際に、寄付する自治体が5つ以下になるか6つ以上になるかわからない・・・

などワンストップ特例制度に適用するか、寄付する段階でわからない場合、不安な場合はとりあえず寄付する際にワンストップ特例制度の申請書の送付を希望するにして寄付をしてください。希望するを選択しないとワンストップ特例制度の申請に必要な書類が送付されません。

やっぱり確定申告することになった場合は、ワンストップ特例制度の申請書に対して提出や連絡などが必要ないので、破棄して問題ありません。

自治体から封筒が届いたら

  1. ワンストップ特例制度の申請書に必要事項を記入
  2. 身分証明書関係の写しを添付して
  3. 返信用封筒に入れて郵送するだけです

ワンストップ特例制度の場合、上記の書類作成だけで問題ないのでとても簡単だと思います。

ただし、提出期限(通常、1月10日ごろ)までに提出してください!

もし、期限が過ぎてしまっても確定申告をすればいいので、その時は確定申告で行いましょう。(確定申告を過ぎてしまったら、もうだめです)

過去に実際に寄付した返礼品について

私も2020年分についてはまだ寄付していませんので、ただいま検討中です。去年以前に寄付したものは、下記のようなものです。

1.食品(かに、牛肉、米)

私たち夫婦にとって、ふるさと納税で「かに」をもらうことがここ近年の年末恒例となっております。

昨年は、焼津市のかにを頼みました。

今年もおそらくかにを頼み、かに鍋かしゃぶしゃぶをすると思います。

牛肉や米などもふるさと納税の定番であり、私たちもよく頼みます。

食品関係の返礼品を頼む際は、量が結構多い返礼品もあるため冷蔵庫の空きスペースに気を付けたほうがいいかもしれません。

昨年は、返礼品のタイミングが重なり、急遽旦那の実家に冷蔵庫を借りにいきました・・・

2.日用品関係

ティッシュやトイレットペーパーなどの日用品関係も毎年頼みます。

日用品などで賞味期限もなく量が多いので、夫婦二人の場合しばらく買わなくてもいいぐらいの量がくるので、結構助かります。

生活に必要なものもふるさと納税の返礼品としてあるので、便利だと思います。

他にもいろいろあり、昨年は関市の爪切りを頼み、かなり気に入って使っております。また、タオルなどの消耗品などもこういう機会に取り替えるのもいいかもしれません。

さいごに

ふるさと納税は年収が高いければ寄付上限可能額も多くなるのでお得になるのは間違いないですが、少額でもぜひふるさと納税をしてもらいたいです。

十分にお得に感じると思います。

また、近年返礼品の返礼割合の問題や地場産品限定などの問題も取り上げられておりますが、利用しないより利用したほうが断然お得だと思います。

ふるさと納税は1月1日から12月31日までの年間を通して申し込むことができますが、12月早々に締め切る自治体もありますので、欲しいものがある場合は早めに寄付したほうがいいかもしれません。

また、毎年11月~12月はふるさと納税の駆け込みで少し混み合うかもしれませんが、私たちも毎年この時期に申し込んでいます。

皆さんも忘れず申請してくださいね