転職

私が転職を決めた理由

私は産業保健師として働きだしてから、工場での産業保健師2年→立ち上げ経験1年→現在銀行業で産業保健師と計3回の転職をしています。

今回はなぜ、転職をしようと決めたのかについて書いていきたいと思います。

健康管理に興味が全く無い

産業保健師の存在意義も全く分かっていない企業も存在しています。

企業の中には、ただ何となく産業保健師を配置している・ホワイト500を取得するために配置している・“健康管理”という言葉をあまり理解しておらず、“健康”という言葉がつくすべての業務は産業保健師に担当してもらうために雇っているなどの考えの企業も存在しています。

実際私が勤めていた企業はこのような現状がありました。

このような企業で働いているときは企業側から、求められた業務をこなすことで精一杯で従業員の健康保持増進のための活動を行うことができませんした。

そして産業保健職の存在意義もわからなくなってしまい、仕事に対するモチベーションも下がってしまいました。

このまま嘆いていても意味がないと思い、上司に様々なアプローチをしましたがうまく行かず産業保健師に大きな理想を描いた私は、理想と現実のギャップに悩み「自分の役割を必要としてくれる企業が必ずあるはず」と思い転職することを決めました。

年収が低い

働く上で年収は誰もが、重要視することの1つだと思います。

産業保健師を目指した理由が年収ではない!スキルアップのためだ!と思って働いてる人も中にはいるとは思いますが、産業保健師として働いていくうちに年収が働きに見合ってないと思い始める方も少なくはないと思います。

年収は本当に企業によって差があります。産業保健職を本当に重要としている企業や健康管理の大切さを理解している企業、企業の業績が良いところだと年収が高い可能性もあります。

しかし、全ての企業がこのように考えているわけでもありません。過去に産業保健職の業務内容は非常に評価がしにくいと人事労務担当者に言われたことがあります。メンタル不調者のケアや健康相談や健康教育を実施したところで直ぐに結果が伴うわけではありません。

結果を出すためには従業員の健康に対する意識の向上やセルフケア能力を身につけるための研修などを実施するなど、とても時間がかかります。

あくまで企業に勤めている保健師なので、企業側が結果を求めるのことも理解はできます。

会社ですので結果主義になるのは当たり前のことです。

しかし、仕事をする上で私の中では年収は大事なポイントであったため転職することを決めました。

スキルアップがしたかった

同じ職場で長く勤めて、どんどん成長していくこともとても良いとは思います。しかし私は「現在の自分の産業保健師としてのレベルはどれくらいなんだろう?」「他の企業で働いてみて自分の市場価値を知りたい」「同じところで働いていたら視野も狭くなるのでは?」などという思いが以前からあったため転職することを決めました。

実際に転職してみて今までどれだけ周りに助けてもらっていたのか、自分に足りてないところ、逆に自分が成長していたところがよく分かりました。

さいごに

産業保健師を目指していたが、私のように理想と現実のギャップに悩んでいる方も多いと思います。

しかし、理想と現実のギャップに悩まされるのは産業保健師以外の職種にも言えることです。

「こんなはずではなかったのに…」「イメージと全く違った」と思うことは今でもあります。

大事なことは、今後自分がどのように仕事をしていきたいかです。

会社が変わるのを待つのか、それとも自分が変わるのかを自分でよく考えて行動することが大切です。

基礎知識を身につける方法はいくらでもあります。

私も産業保健師になってからは、経験を積むために行動してきました。

今後もなぜ、産業保健師になったのか。自分はどのように成長していきたいのかを、再確認し、自分の目標を見失わないように、これからも日々成長していきたいと思います。