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産業保健師の勉強方法、研修会

今回はどのように産業保健師の基礎知識を身につけた方がいいのか。またオススメの研修会を紹介します。

私は研修会に参加したり、研修会で出会った産業保健師の経験者である大先輩たちと、名刺交換をさせていただき交流を深めて産業保健師の基礎を教えいただいたりして、学んできました。

おすすめの研修会は?

中央労働災害防止協会が開催している産業保健師の研修会

独立行政法人 労働者健康安全機構 産業保健総合支援センターの研修会

中央労働災害防止協会が開催している全国産業安全衛生大会 

保健指導リソースガイドが開催している研修会

など様々あります。

研修会の中には無料の研修会と有料の研修会があります。

私が一番おすすめしたい研修会は中央労働災害防止協会が開催している全国産業安全衛生大会に参加することです。

全国産業安全衛生大会とは?

全国産業安全衛生大会とは、安全衛生活動に携わる人たちが、その経験と研究成果を発表し合う情報交流の場であり昭和7年から続いております。

この研修会は年に1回開催され、開催場所は毎年変更されます。2018年度は横浜で開催され2019年度は京都で開催されました。2020年度は札幌で開催予定です。

開催期間は2日間または3日間あり、研修参加費用有料で2万円前後と少し高めです。

私は、横浜で開催された際に研修会に参加しました。

2019年度も参加したかったのですが、仕事が立て込んでおり参加できませんでした。

 

この研修会に参加するメリット

①産業医や企業で健康経営を担当している人事担当者や、現在産業保健師として働いている保健師が事例発表をすること

産業保健師として働いている保健師の事例発表は、勤務先で活用できる健康教育内容や困難事例に対してどのように対処すればよいのか等も発表してくれるので発表内容にとても共感でき、学びが多いです。

また、健康経営を担当している人事担当者の発表内容は会社側が求める健康経営方針とは何かを理解することができます。この研修会は値段は少し高いですが、その分学びも多いのでぜひ参加していただければと思います。

②参加者の“産業保健”を学びたいという意識レベルが高い

研修参加費用を2万円出してでも産業保健について学びたいという意欲的な方たちが参加する研修会なので、意見交換をしていると「自分ももっと努力し産業保健について学んでいかなければならないな!」とよい刺激をもらえます。

また、この方たちとコミュニケーションを図ることで自分に足りていない基礎知識や、共通の悩み、解決方法、現在取り組んでいるプロジェクトや、今後必要となってくる有益な情報交換がたくさんできます。

本で産業保健師の基礎知識を学ぶこともとても良いとは思います。オススメの本もたくさんありますので、別記事で紹介しますね!

しかし、産業保健師としての知識は本だけでは解決できないことがとても多いです。なので私は研修会で実際に産業保健師として働いている人たちとの交流会のほうが実りある情報が多いと思います。

実際、私もこの研修会に参加したことで出会えた、産業保健師の先輩たちから教わった知識は、今でもとても役に立っています。現在も交流が続いており、仕事で悩みがあれば相談もさせていただいています。

さいごに

産業保健師は、企業によっては定期的に勉強会を開催したり他企業との交流会がある場合もありますが、基本的には自分で、会社の健康経営を支えるためには産業保健師としてどのようなフォローができるだろうか。そのために必要な知識は何だろうかと考えなければなりません。

ただ毎日職場に来て、会社側から求められた書類をまとめるだけの事務作業をして過ごしてしまうと、産業保健師として会社に勤めている意味や必要性が分からなくなってしまう可能性があります。

産業保健師と勤めて間もない方や、産業保健師としてどのように仕事を進めていけは良いか分からなくなった方はぜひ研修会に参加し他企業で働いている産業保健師と交流し学びを深めていただければといいと思います。

私も研修会に今後も参加していき、産業保健師の知識を身につけていきたいと思います。